■ストレスとは何か?
「ストレス」という言葉は、元々物理学用語でしたが、セリエ博士が1936年に生体に応用した概念として発表して以来、広く使われるようになりました。
簡単に説明すると―「外部からの刺激(ストレッサー)に対して起こる生体内の反応(ストレス)のこと」です。 普段皆さんが「ストレス」と口にしているものは、「ストレッサー」と「ストレス」の両方を指しています。
皆さん、頬っぺたを指で押してみて下さい。 凹みますね? 頬を押した指が「ストレッサー」で、頬が凹んだことが「ストレス」反応です。
悲しい出来事があると泣きたくなりますよね?これもストレス反応です。
これを、次に述べる「ホメオスタシス」理論と一緒に考えると、生体内の反応、病気のメカニズムが分かり易くなります。
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■ホメオスタシス理論
「ホメオスタシス」とは「恒常性」と訳されます。
簡単に説明すると、「外部からの刺激があっても、常に一定の状態を保とうとする力」とでも言いますか。
例えば、人間は常に36℃前後の体温を保ち続けています。外気温が異なる東北地方の人も沖縄の人も体温は同じで一定です。 血圧もそうです。 健康な人は、体温、血圧、呼吸数、脈拍など様々なものが「一定値」を保ち、生体が快適に過ごせるような状態を保っています。
このホメオスタシスが崩れた状態が「病気」と考えられます。 通常であれば、塩分を摂取(ストレッサー)してもホメオスタシス機能がきちんと働いていれば、体内は一定の状態に保たれるように出来ています(ストレス反応)。
しかし、塩分の過剰摂取が続くとホメオスタシスの均衡が崩れます。これが高血圧を引き起こします(これもストレス反応)。 糖尿病も同じ理屈です。
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